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もの忘れと認知症の違い

年齢とともに、人の名前が思い出せなくなったり、もの覚えが悪くなったりします。
こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。

しかし、「老化によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」は違います。
認知症は何らかの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。
認知症が進行すると、だんだんと理解する力や物事を判断する力がなくなり、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

老化によるもの忘れと認知症の違い
  老化によるもの忘れ 認知症
 原因 脳の生理的な老化 脳の病気
 もの忘れ 体験したことの一部を忘れる
(ヒントがあれば思い出す)
体験したこと自体を忘れる
(ヒントがあっても思い出せない)
 症状の進行 あまり進行しない  だんだん進行する
 判断力 低下しない 低下する
 自覚 忘れっぽいことを自覚している 忘れたことの自覚がない
 日常生活 支障はない 支障をきたす